2006/10/13

【Computing】Google Docs&Spreadsheet

◎Googleが以前買収していたWritlyが「Google Docs」に名を変え,Google Spredsheetsとの統合サービスとなった。 Gmailアカウントを持っていれば利用可能だ。
この文章を打っている時点ではまだベータテスト段階で,日本語化もされていない(日本語文章の編集は可能)が,どうやら外部Blogサービス(主にBlogger)への記事投稿も可能になりそうだ。
うーむ,ついにブラウザで,かつ(ユーザにとっては)無料でドキュメントエディター/表計算を扱える時代になったか…

◎このDocs,ちょっと使ってみた感じではスタイル編集や箇条書き,インデントの設定ができ,更に「Insert」機能を使って画像やハイパーリンク/ブックマーク, 組み込み表,ページ区切り/水平線の等を追加できる。
Microsoft Frontpageのエディターに近いと言えばイメージしやすいだろうか。
(つっても,普段からFrontpageをエディターにしていたのは私ぐらいだろうなぁ,きっと)
また複数ユーザによるコラボレーション作業も意識されており,先述の「Insert」でのコメント挿入機能や,自動バックグラウンド保存,その履歴/差分の参照の機能がある。
文書の書き出しはWord,リッチテキスト,OpenDocument,PDF,HTMLで行える。 Docsの内部ではHTMLで文書保持をしているようで,HTML形式の直接編集(タグ)も可能だ。

◎操作系に関してはGoogle SpreadSheetやBloggerのエディタ等に準じたものになっているが,まだ細かいとところで統一化されていない部分があり,このあたりは今後の変更で改善されていくものと思われる。
ただ,Docsに限らず,Ajax系Webアプリケーション全体の問題だが操作に対するレスポンスが遅めだ。 Ajaxはユーザが何かしらの操作を行うごとにサーバと通信する為,処理はリアルタイム(バックグラウンド)で行われ結果も迅速に(画面遷移を経ないで)得られるメリットがあるが,バックグラウンド処理に食われてユーザ操作のレスポンスが低下してしまう。
特にDocsやSpreadSheetの場合,コラボレーション作業をサポートする為にほぼリアルタイムで文書の更新を行っているためか,キー入力に対する反応にやや難がある。 キーレスポンスだけなら,GoogleNotebookのほうが速いのだ。

◎とりあえず、Microsoft Word/Excelや、OpenOffice.orgを引っ張り出すまでも無い簡単なエディター用途にはぴったりだと思う。 自分に照らして考えると、レスポンスの問題もあるのでBlogの下書きはNotebookを利用することになりそうだが・・・
また、ブラウザさえ動けばOSや機種、環境を限定しないので、自分のPC以外(出先とか)でも作業できると言う点も大きい。
ちなみにこの「ブラウザさえあれば作業環境を限定しない」と言う点は、他のGoogleツール関係を組み合わせるとさらに強力になってくるが、そのへんの話題はまた後日。

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