2006/10/12

【Diary】ウォン高とワロス曲線

朝鮮日報:「日本製品と競争できない」 ~「円安発輸出不振」で韓国経済界が悲鳴

去年ぐらいから騒がれているウォン高が、一層深刻な状況になっているらしい。

>経済界では「円安発輸出不振」を訴える悲鳴が出始めている。現代証券のアナリストであるソン・サンフン氏は「為替レートが100円=830ウォンだったころ、韓国製品は日本製品よりも価格競争力で10%程度優勢だったが、為替レートが700ウォン台に下落すれば価格競争力が完全に相殺される」と指摘した。

韓国の経済は貿易輸出、かつ低価格路線で成り立っているので、ウォン高によって価格競争力が無くなってしまうと、品質やブランドイメージの点で日本製品との競争に勝ちづらい、というわけだ。

◎私は経済には疎いため何故ここのところウォン高が続くのかが判らないが、一つは韓国の貿易黒字額に対するウォンの貨幣価値が過剰に低いと見なされ、複数の投機筋から安値でウォン買い→高値でウォン売り、という構図を描かれていると言う側面があると思う。
さらに、今年頭ぐらいから騒がれている「ワロス曲線」によって確実に小金が稼げるため、余計にウォン買いの投機が止まらないわけだ。
日本がかつて円買い攻勢にさらされた際、1日1兆円規模(分1億とかそんな異常なペース)で円を売り浴びせた通称「日銀砲」のような大規模市場介入をして、投機筋側の利益を食いつぶせれば別だが、
ワロス曲線に代表されるような小規模な介入を繰り返すだけでは投機筋側の潤沢な資金力に勝てず、ただ介入資金を浪費するだけ…という状態になってしまうと思うのだが。

◎しかもその小規模介入によるワロス曲線は、今も続いている。
米Yahoo! ファイナンスによるUS$~KRWの為替レートチャート
見事なワロス曲線… 冒頭の朝鮮日報も

>今月2日の午前中、ソウル外為市場で円・ウォン為替レートが100円=800ウォンを割ったが、800.93ウォン(午後3時基準)で取引を終え、800ウォンのラインを何とか守り抜いた。
…こんなことを言っているようじゃダメでしょう。
本気で介入する気が無いのか、それとも介入する資金が無いのか…でもワロス曲線だってある程度の資金力が無いと無理な話だしなぁ。

0 件のコメント: