2006/10/30

【Diary】土日鯖落ちの効果

IT-Plus:KDDI、一歩リード・番号継続制で8万増、ドコモは6万減

>ソフトバンクモバイルは非公表だが、計算上、約2万件の純減

◎客足が集中する土日に鯖を落としたことで、流出数をなんとか2万件に押さえ込めた。 MNP施行前にどれだけの契約があったかは判らないが、これなら10月はかなり純減数を圧縮できそうだ。

ちなみにこの鯖落ちについて、孫さんが会見を行っている。
IT-Plus:「良かれと思ってやったが・・・」ソフトバンク孫社長・会見詳報
しかしこの会見で重要なのは謝罪内容ではない。 以下の発表だ。
>新スーパーボーナスで2年間も支払いを拘束されるのがいやだという人に対して1年、1年半のコースを設け、「ゴールドプラン」は他社の携帯にかける料金が高いという声を聞き11月10日から他社と同レベルの30秒21円に下げることにした。

一見改善のように見えるが、「30秒21円」という料金はNTTドコモで最も通話単価の高いプランと同じものだし、新スパボにしても結局ローン単価が上がるだけだ。
ソフトバンクが端末の売価を決定し、かつ売掛金を握るという構図は何も変わらない。
まぁ孫さん・ソフトバンクの事業内容は一切ユーザーのほうを向いておらず(むしろ金ヅル)、重要なのはトレーダーな人たちなので当然ちゃ当然か。 しかしホリエモンでももうすこしユーザに悪行が見えない営業をしてたと思うんだが…

◎そんなソフトバンクの悪行をほうっておけず、ドコモもauも比較広告でのソフトバンク潰しに力を入れるようだ。
IT-Plus:「ソフトバンクは安くない」ドコモが比較広告へ・番号継続バトル続く
>NTTドコモはソフトバンクと自社の料金を詳しく試算した資料や比較広告を作成(中略)。ソフトバンクがドコモ対策として始めた「ブループラン」について、「iモード」通信料や請求書の送付料まで含めて考えると、ソフトバンクが言うように210円安いとはいえないことを明記する。
 さらにソフトバンクが端末を分割払いで販売する「新スーパーボーナス」についても、「端末ゼロ円」というソフトバンクの表示は実際には「頭金」がゼロであることも指摘する。

>一方、KDDIは(中略)「ソフトバンクモバイルの施策について」という内部資料をまとめ、営業担当者への配布を始めた。この資料の中では、ソフトバンクの新スーパーボーナスなどのキャンペーンサービスと定額制プランの「ゴールドプラン」を併用した場合と、au(KDDI)のWINプラン1年目の音声料金をグラフ化して比較し、月間の通話料が比較的多い人でしかもソフトバンク同士の通話が7割以上でないと、むしろ割高になると分析している。
 また、ソフトバンクが2007年1月15日までの期間限定キャンペーンとして「ゴールドプラン」の月額基本料を70%割引することについても、特定期間の契約者のみをその後も長期にわたって他の契約者より優遇することになると指摘、「不当な差別的取り扱い」を禁じた電気通信事業法に抵触する可能性に触れている。

既存の主力2社を本気で怒らせてしまったソフトバンク。 破壊するのは価格ではなく、自分自身の可能性も・・・

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